アメリカは、今、革命的状況にあると言う。
「太平洋戦争」を仕掛けた勢力が徐々に力を失っているということか。
日本では、相変わらず「平和ボケ」してる人が多いけど。
デクラス(情報開示)がおこなわれれば、明治維新以降の日本の近現代の歴史観がひっくり返るかもしれない。
勿論、「大東亜戦争」の歴史の見直しも。
2002年9月の小泉首相の電撃訪朝・日朝会談の直前に、日本海に現われた「北朝鮮の船・金策号」の映像を見ても、北朝鮮側の意図がよく分からなかったのだが。
日本船に偽装することもなく、観音開きの扉にハングルで「金策」の文字が書かれていたのは、よく覚えている。
「何かのシグナルだろう」とだけは思ってはいたのだが。
大東亜戦争の目的の一つは「アジア諸民族の、欧米植民地支配からの開放」であった。
日本本国が降伏を表明しても、アジア諸民族は戦争を継続していたのである。
その際の、継続の源泉となったのが、日本軍の残置諜者と日本の残したインフラ、武器弾薬であった。
そう語るのが、この本の著者、佐藤守氏である。
アジア各地の民族解放戦争は、大東亜戦争の第二ラウンドと言ってよさそうです。
話しが広がり過ぎると収拾がつかなくなるので、ここでは北朝鮮の話しに限定します。
笹原氏のブログによれば、
北朝鮮という国は、日本軍の残置諜者(終戦後も現地に残って、情報限定収集・工作活動などを行なっていた。)が建国した国で、現在でも、本国の日本が「平和ボケ」しているので、時々”カツ”を入れているのだそうです。
そりゃあ、北朝鮮から見たら、日本は”腑抜け”に映るでしょう。
「残置諜者」って、小野田寛郎元・陸軍少尉みたいな人格を思い描けば良いのかなあ。
29年間、ジャングルの中に潜んで、工作活動をするなんて!
任務解除命令をした上官に、その際に、米軍のレーダー基地の報告をしたとの事。
昔の日本人の意志・使命感の強さを感じます。
金策ら、朝鮮に残った「残置諜者」の任務は、「戦後、”朝鮮半島にソ連が進出して、日本が赤化されること”から守るため」であったそうです。
金正日の父親は、金策(キム・チェク)(日本人名=畑中理(おさむ)福岡出身・陸軍士官学校卒(注))という日本人ではないのか、というのがこの本のテーマである。
ということは、金正日は、金日成の実子ではない、ということになる。
著者の佐藤守氏は、元・航空自衛隊の空将で、田母神俊雄氏の上司に当たる人です。
さて、戦中・戦後の北朝鮮の話になる。
「チンピラ共産主義者」で「節操のない」金聖柱は「金日成」として立てられる。
しかし、そこまでいく過程で、多くの人を殺害しているようだ。
金聖柱が所属していた部隊は、どれも馬賊同様の盗っ人集団でしかなかったらしい。
そもそも、中国大陸における軍隊の目的は、掠奪と暴行だったらしい。
日本に於ける武士階級とは、相当な違いがある。
北朝鮮の国の正式名称は、「朝鮮民主主義人民共和国」である。
以前から少し疑問に感じていたことだが、国の名称としては、ちょっと長ったらしいのでは、と思っていました。
実際には、戦後すぐの9月6日に、朝鮮総督府(日本人が主宰)からの要請で、朝鮮民族として統一された「朝鮮人民共和国」と言う名で、建国されていたようだ。
しかし、この国はたった4日という短命で終わる。
終戦時点で、アメリカとソ連で、分割占領することが合意されていたからである。
佐藤氏の本の中では、金日成こと金聖柱が姿を現わしたのが、1945年10月14日の「ソ連解放軍歓迎平譲市民大会」であった、と記載されている。
公式には1948年の設立となっているから、時期的にはズレが生じてしまうが。
1945年の時点から、金策は金聖柱擁立に動いていたのだろう、と佐藤氏は考えている。
1948年に至って、ディープステイトのアメリカを後ろ盾に、南は「大韓民国」を建国。
北は、「朝鮮人民共和国」に「民主主義」を加えて「朝鮮民主主義人民共和国」を建国する。(あくまでも、個人的推測にすぎませんが)
表向きは、南の代表は李承晩、北の代表は「金日成」という名の金聖柱、裏方は「金策」という名の畑中理(金策はこの時点で、「副首相」に就任)という構図です。
通説では「北朝鮮は、ソ連の傀儡国家」と言われていますが、本質的には「北朝鮮は、大日本帝国の傀儡国家」という言い方が出来、「朝鮮戦争」の意味合いも大きく変わってくる、と佐藤氏は述べています。
朝鮮戦争の際、ソウル陥落後、北朝鮮人民軍が三日間も南進を停止した理由も、「民族独立」が「大東亜戦争の目的」だから、ではないのかと推測されます。
ディープステイト勢力の殖民地支配の原則は、「分割支配」です。
日本と韓国・北朝鮮それぞれを分断、朝鮮民族を南と北、二つに分断、互いにいがみ合わせるように仕向ける、というやり方です。
その後、「金日成」は、政敵・身内を「粛清」していきます。
身内の粛清ではないかと、疑惑を持たれているもの。
「金日成」の秘密を知るパク・キムチョル。
実弟のキム・ヨンジュの追放。(1990年初頭より3年間、金正日の蟄居。その間に復帰)
愛人(妻?)のキム・ソンエの追放。(同上)
妻のキム・ジョンスクとその新生児。
そして同志のキム・チェク(金策)。朝鮮戦争が始まってから半年後に死亡した、とされている。
大東亜戦争は、日本降伏で負けて終わったものと思わされていましたが、実は、第一ラウンドが終わっただけにすぎないようです。
アジア各地に残った、日本軍の残置諜者及び現地の民族の人たちが、戦争を継続していました。
そして戦争継続の原資となったのが、日本軍の残した各種インフラ設備、武器弾薬だったのです。
「太平洋戦争」を大東亜戦争の第一ラウンドであったと考えれば。
アジアの各地域での、民族解放戦争が、大東亜戦争の第二ラウンドと考えられます。
朝鮮戦争は、大東亜戦争の第二ラウンドの一環だったと考えられます。
そして朝鮮戦争においては、当事国である〈北朝鮮、アメリカ、中国〉の間で停戦状態(韓国は含まれておりません)にあります。
1950年に始まった朝鮮戦争は、まだ公式には継続中なのです。
歴史教育やマスコミの報道の欺瞞性などが明らかになってくると、日本人の自覚が広がり、戦後の歴史観はひっくり返り、日本人の覚醒につながっていくのかもしれません。
昭和20年8月15日、「太平洋戦争」での「大日本帝国の敗北」という時点で思考停止させられて、その先を考えることから遠ざけられているような気がします。
それにしても、そもそもこの戦争の相手って、誰だったの?
DSの支配する連合国が相手だったとすれば、戦後も日本を目の仇にする理由もよくわかります。
(注)
畑中理は、ロシア革命時に活躍した明石元二郎大佐の系列にあたる諜報員で、玄洋社の流れを汲む黒龍会のメンバー、当時玄洋社は「大アジア主義」・「朝鮮独立」を掲げていた。(詳しいことはよくわからない。只今、勉強中。)