隠された<銚子の安倍晴明 >

隠された<社会_政治の裏側>・霊的な事柄を考える

基本的には、勉強のモチベーションの向上の為に、このブログを利用しています。 _ 数年前から、国際社会は現代型の”情報戦を主体”にした戦争状態にあります。 _ 今の時代は、新しい地球社会に向けての過渡期にある、と言えます。 _ ところで、西洋占星術的には、情報や霊性等が風のように流れ入る「水瓶座・風の時代」に移行していることが、2020年末からは顕著に表れているそうです。

銚子の「晴明伝説」・「延命姫との伝説」だけではなかった!

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 調べていくうち、分かったことだが、銚子に伝わる晴明伝説は「延命姫との伝説」だけではなかった。
 
昭和の終わり近くの時代に入って、この伝説を元にした「銚子・娘道成寺としてミュージカル等で上演されたこともあって、有名にはなったが、銚子には他にも晴明にまつわる伝説が伝わっているのである。
 
銚子市忍(しのび)町に伝わる伝説を、いくつか紹介すると。
(「銚子の民話  銚子市郷土史談会 編」より)
(ちなみに、これらの事物は、かつては存在していたようだが、今は現存していない。)
 
鏡の井(晴明井戸)
晴明が掘ったと伝えられている。
この井戸を覗くと、坂東27番霊場である飯沼観音堂の三重塔が映って見えたという。
 (それぐらい水が澄んで見えた、という意味であろう)
  
三人三角(晴明さんまい(散埋?))
「三埋(さんまい)は死屍三人を埋めて、晴明が地祭りしたところ」と「海上郡誌」にも記載されている。
土地の古老は、ここに死者を埋葬すると、翌日には遺骸がなくなり、いつ次の埋葬者が出ても、場所に困らないという。
別名「三間三角(さんげんさんかく)」とも呼び、三角形の形をしていたという。
 
晴明橋
晴明が作った石橋と言われ、くぐると幸福になると伝えられている。
 
これらの伝承は、概ね、安倍晴明に対して尊敬の念を持って伝えられている。
 
安倍晴明に対する評価は、銚子市民の間でも意見が分かれているようだ。
このことは、何を意味しているのであろうか?
伝説とは言っても、多分にフィクションが含まれている可能性がある。
安倍晴明について実像が捉えられていないから、評価も分かれているのではないのか。
そうだとすれば、全国的に定着している評価に重きを置いた方が良いように思える。
 
全国的に定着している評価は「畏怖される安倍晴明」像である。
これに従った評価をした方が良いように思える。
 
一方、「延命姫との伝説」には、良くも悪くも「銚子人の気質」というものが影響しているのではないのか?と感じるのは私だけではない筈である。
いわゆる「銚子人の気質」については、項を変えて述べるつもりです。
 
ミュージカルで上演された際、延命姫の上の空間に現れた通漣洞(昭和30年頃、海水の侵蝕で消えたはず。昭和52年のミュージカルの舞台に現れた。)
心霊写真とおぼしきもの。(「銚子娘道成寺」田中幸次郎著より)

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ミュージカルの舞台にて
 
 
 
 
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