隠された<銚子の安倍晴明 >

隠された<社会_政治の裏側>・霊的な事柄を考える

基本的には、勉強のモチベーションの向上の為に、このブログを利用しています。 _ 数年前から、国際社会は現代型の”情報戦を主体”にした戦争状態にあります。 _ 今の時代は、新しい地球社会に向けての過渡期にある、と言えます。 _ ところで、西洋占星術的には、情報や霊性等が風のように流れ入る「水瓶座・風の時代」に移行していることが、2020年末からは顕著に表れているそうです。

平安期の2時間ドラマ「銚子娘道成寺」本編(その2)

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晴明が、今宮村(現在の若宮町、今は利根川には面してはいない。昔は川幅がもう少し広かったのであろう)の船着場に着く頃には、風が強くなっていた。
晴明は、「ひょっとして、舟は出られないかも」と想像はしていたが。
案の定、船着場では、時化(しけ)の為、舟は出ていなかった。
その為、対岸の常陸国へは渡れなかったのである。
 
(もっとも、ドラマのシナリオライターとしても、晴明に、県外に逃げてもらっては困るのである。銚子の風光明媚な場所等に逃げてもらわないと、ドラマの進行上、都合が悪いのである。)
(女性から追われ、男が、川に架かる船着場から逃げるパターンは、「紀州娘道成寺にも共通している。
晴明の場合は、利根川に架かる船着場から、逃げようとする。
安珍の場合は、日高川に架かる船着場から、逃げようとする。
しかし最終的に、大蛇になった清姫に、安珍は、釣り鐘もろとも焼き殺されてしまう。
一方、晴明の場合には、さすがに殺すわけにはいかないので、晴明を匿った男を、龍魚になった延命姫が呪い殺す、という展開になる。)
 
想定の範囲内のことではあったが、しばし考え込んでいた晴明は、渡船客と思われる人々のつぶやきから、延命姫らしき女が、あとを追いかけていることを知る。
此所で、ぐずぐずはしていられないと悟った晴明は、垣根村からは反対方向の、東の方に駆け足で逃げる。
そして、荒野村、新生村等を駆け抜け、田場にある「和田山不動尊」に駆け込む。
 
(何故、和田山不動尊なのか、不可解なのだが。
晴明は、不動明王に帰依していたからなのか、「地球の歩き方銚子編」平安版を所持していたから、なのかは定かではない。)
 
しかし、晴明は、和田山不動尊には一夜だけ泊まって、また逃げることになる。
海上長者の家人たちの捜索を受けたからである。
次の逃亡先は、小谷田(親田)の明王真福寺である。
 
(この逃亡経路も解せない。和田山不動尊からは反対方向のV字ターンである。晴明は、やがてその近くの海で自殺の偽装工作をすることになるのだが。
外洋を穢しては、ドラマの、地元での評判を落とすことになりかねない、と懸念したシナリオライターが、内浦が事件の舞台になるように設定したのかもしれない。
あくまでも、地元優先の2時間ドラマにして、地元民から、多くの「いいね」の高評価を貰わなければならない。
そのシナリオライターの思惑を察したかのように、晴明は逃走経路を小谷田(親田)の方角に決める。)
 
 
 「まほらに吹く風にのって」より
 
 
 

 

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