日本のキリスト教界は、いくつかの潮流に分かれています。
(「キリスト教」だからといって、一緒くたに考えることは出来ないのです。)
まずは、カトリックとプロテスタントという二つの大きな潮流があります。
その内、プロテスタントはおおよそ三つの潮流に分かれます。
大雑把に言って、「リベラル派」は聖書に書かれている内容を、人間の理性で解釈します。
政治的立場は、ややヒダリ寄り・「革新」的な傾向にあります。
一方、「福音派・聖霊派」は、聖書に書かれていることをそのまま信じます。
政治的立場は、やや右寄り・「保守」的な傾向にあります。
また、中道的立場の人達が、リベラル派の中にも福音派の中にも、多く含まれています。
このように色々な立場があり、「キリスト教」だからといって、単純には判断できません。
中川牧師の主宰する「ハーベストタイム・ミニストリーズ」は、福音派・聖霊派に近いように感じます。
トランプ大統領を熱烈に支持しているのは、アメリカの福音的な教派、と聞いています。(多分、聖霊派も含まれていると思う。アメリカ社会では聖霊派も福音派に含まれているみたい。)
多くの日本のマスメディアは「大統領選の勝者はどちらか」というテーマで報道していますが。
中川牧師の見通しは、「勝者がどちらであっても、アメリカ社会の根底に大きな影響が出る」ということである。
中川師は、アメリカとイスラエルのキリスト教事情に大変詳しく、アメリカ社会の底流にあるもの、そこから導き出されるもの等を語っています。
アメリカ社会におけるキリスト教の占める精神的割合は、日本社会のそれとは、まるで比較にならない。
日本における神社・お寺の数も多いが、熱心さにおいては、アメリカ社会におけるキリスト教に軍配が上がるだろう。
トランプが勝利した場合には、ディープ・ステイトや中国共産党が背後にある、Black Lives MatterやAntiFaが中心となって暴動が起きる可能性が高い。
一方、バイデンが勝利した場合には、熱心なトランプ支持者がなんらかの示威行動を起こすかもしれない。
何しろ、国民の半数(以上が?)が、トランプ支持だ。
アメリカ社会は銃社会だし、民兵組織といっても元・軍人である。
これらが先鋭化されれば、アメリカ国内の内戦にまで発展する懸念が出てくる。
ことの成り行きによっては大統領選というレベルの問題ではなく、日本をも巻き込んで、世界的な争いに発展する可能性が出て来そうな感じです。
中川牧師の書斎から#035「米大統領選トランプ勝利の可能性は?」
因みに、2016年の大統領選のとき、選挙人が2〜3人ヒラリーからトランプへ寝返っていた、と記憶している。(つまり、ヒラリーに投票する予定の選挙人がトランプに投票していた。これって、誤った形式で大統領が選出されないようにと、「安全弁」として作用させようとする、先人たちの知恵?)